読むには読んだが
第159回芥川賞を受賞したということで、
読書会グループからまわってきた
高橋弘希さんの『送り火』を読んだのですが
もうもう、ずどーーーんと。
絶対自分では選んで読まないな…。
ネタバレになるのであらずじは書きませんが、
段々エスカレートしていく暴力に息苦しくなる感じ、
何もしていないのに何故、という最後の主人公の理不尽な気持ち、
読後のイヤ~な感じを引きずります・・・。
情景描写は素晴らしいのに、アンバランスだなぁと。
思っていたら、新聞にご本人の受賞エッセイ載ってました。
2018.7.29 愛媛新聞より
ご本人もちゃんと分かっていて、
「終盤はちょっとアレな展開になり、アレが、アレなことになり、
アレになってしまうので (中略) ひんしゅくを買うのではないかと
非常に心配であったりもする・・・」
と書かれている。
つまり、このアンバランスな不穏感、モヤモヤ感、すべて計算済みなんだな・・・。
すごいとは思うけど、でも暴力描写は嫌いだーー!
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