おおきな おおきな
おおきな木が1本、静かに体を横たえました。
かこさとしさん。
加古さんの絵本を読んだことない子どもはいないんじゃないかっていうくらい、作品は多様で長くにわたって子どもたちに親しまれてきました。
だるまちゃんシリーズのように面白い物語もあれば、
好奇心を満足させてくれる科学絵本も。
ひたすらに子どもを尊敬して、楽しませようと作品を作り続けたおおきな木は、
きっとこれからもたくさんの命を育むんですね…。
そう思えたのは、この日の絵本セラピーで『おおきなけやき』を読んでいただいたから。
『おおきな けやき』 鈴木出版 2011年刊
林 木林 さく 広野 多珂子 え
1本の古いケヤキがその生命を終え、森に横たわる。
高い空を見上げていた時とは全く違う土の上で、気づけばたくさんの命が育まれていく。
先生が、「視点を変えると」というテーマで選んでくれた絵本です。
最初は「自然の雄大さ」としての視点でしか見てなかったのですが、次第に「役割」、つまり生き方の視点に変わり、加古さんの訃報を聞いてからは、「命」の在り方としての視点に変わりました。
1冊の絵本から様々なメッセージを受け取れる。
たくさんの視点に気づくことが、絵本を読んでいて楽しいところです。
それにしてもケヤキって、1000年くらい生きるんだって・・・。
人間なんてちっぽけなもんだ(^-^
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