「プーさん」
オリンピックで羽生選手が金メダルを取り
その事はもちろんだけど、
リンクに投げ込まれる「プーさん」のぬいぐるみの多さに
びっくりw
だからというわけではないですが
たまたま借りてきていた絵本。
『ウィニー ~「プーさんになったクマ」』 2016年刊
汐文社 原作 サリー・M・ウォーカー
絵 ジョナサン・D・ヴォス 訳 さくまゆみこ
A・A・ミルンが書いた子どものための童話
『クマのプーさん』のモデルになったクマ、ウィニーと、
そのクマを保護した獣医ハリー・コルボーンの実話を描いた絵本です。
カナダの陸軍の獣医だったハリーは、売られていた子グマを買い取ります。
任地に連れて行き、大切に世話をしたり、仲間の兵士たちと楽しく遊んだり。
ウィニーは、部隊にはなくてはならないマスコット的な存在になっていきました。
しかし戦局が次第に激化。ハリーはウィニーのために決断します。
イギリスの動物園で、ウィニーはたくさんの子どもたちを幸せにすることになったのです。
その中の一人が、ミルンの息子、クリストファー・ロビン。
彼はとてもウィニーを気に入って、自分のぬいぐるみに
ウィニー・ザ・プーと名付けました。
実際のハリーとウィニーの写真も複数掲載されていて、二人の深い愛情がうかがえます。
戦争で引き裂かれた悲しい出来事ですが、その後ウィニーがたくさんの人たちにもたらした幸福を思うと、ハリーの悲しみも慰められるのではないでしょうか。
プーさん=キャラクターだと思ってあまり関心がなかったのですが、
今度ミルンの書いた2冊の童話を読んでみようと思います。
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