訪れるもの
本日は小学校の家庭訪問でした。
年に一度の玄関大掃除w
先生をリビングに通すとなると大変なので、玄関先で座布団を出し、
「中はいっぱいなのでこちらでよろしいですか~?」と
有無を言わさず座っていただくワザも年々上手くなりました(笑)
さて、訪問といえば、こちら。
『おちゃのじかんにきたとら』 童話館出版 1994年発行
ジュディス・カー 作 晴海耕平 訳
お母さんとソフィーがおちゃの時間にしようとしていると、トラがやってきました。
礼儀正しいトラは、すすめられたものを全部食べてしまいます。
それどころか、用意していた夕飯やストックの缶詰や、ビールやジュースや水道の水までペロリ。
家中の食べ物や飲み物が無くなってしまいましたが、帰ってきたお父さんのおかげで美味しい夕飯にありつけます。翌日、買い出しに行ったお母さんとソフィーは、タイガーフードも買ってきますが、さて、トラはそのあと現れたのでしょうかね・・・。
傍若無人なトラを迷惑がるのかと思いきや、ソフィーはなんだか楽しそう。
カーがユダヤ難民だったということで、トラは何かの象徴では!?と思ったのですが、
ソフィーの表情を見ている限りそんなものは感じさせず、ただただ愉快なお話です。
作者の他の作品を検索していたら、こんな本がありました。
『いつもふたりで』ブロンズ新社 ←クリックするとブロンズ新社のHPにとびます
この作品、最近読んで、大人向けの読み聞かせによいな~と思っていた本です。
愛する夫を失っても、夢に見ることでまた会える。
夢の中のほうが、もっと自由でもっと楽しい。
切ないけれど、美しい物語です。
ご主人のナイジェル・ニールは2006年に没。
あ、ご主人、SF作家のすごい人なんだ…。(よく知らないが💦)
いつかは訪れる別れについて、考えさせられます。
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