じっくりと
小学校、朝の読み聞かせ。
10分しかないので、いつも選書に頭を悩ませます。
楽しい気分で1日を始めてほしい。
少しだけ、こちらの言いたいことも伝えたい。
なので、いつもだいたい2冊、面白い本と考えさせる本を選んでいます。
今回は、4年生。
あまり面白い本に反応しないクラス(笑)
じっくり聞くのが好きなタイプの子が多いんでしょうね。
目は真剣に絵本を見ています。
そこで、
『へたなんよ』 光村教育図書
ひこ・田中 文 はまのゆか 絵 2017刊
『みんながおしえてくれました』 絵本館
五味太郎 さく 1984年刊
この2冊を選びました。
『へたなんよ』は、絵本セラピー仲間に教えてもらった本です。おばあちゃんには下手なことがある。私はそれを「へたやなぁ」といいつつ、手伝ってあげる。そして友だちにも下手なことがある。でも得意なこともある。私にも。
多様化する社会の中で、他者へ寛容な対応ができる子どもたちが増えていってるような気がします。こんな絵本のおかげかもしれないですね。でもまだまだいじめは無くならない。読み聞かせを通して私ができることを 少しずつ。
『みんながおしえてくれました』は、ネコやちょうや、自分を取り巻くすべてのものからいろんなことを学んだよという絵本。この絵本を見ていると、経験するということ、他者と関わるということが自己形成に大きく役立つんだなぁと改めて認識させられます。
4年生、10歳。10歳の壁などと言われ、多感な時期です。ギャングエイジとも呼ばれるお年頃。たくさんの友だちと関わり、もみくちゃになりながら(笑)、大人への一歩を大きく踏み出してほしいものです。
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